1、半導体の中でメジャーなものであるシリコンは、電子材料として重要な位置を占めています。もちろんナノテクにおいても研究対象として重要な位置を占めています。シリコンは、パソコン・携帯・ゲーム機といった電子機器中には、ほとんど使われている。では何故シリコンが、こんなにたくさん使われているのでしょうか?主に4つ上げられます。
@地球上に豊富にあること
A高純度化ができること
B単結晶にしやすく、不純物添加量による抵抗制御が容易であること
C酸化膜形成がしやすいこと
の4つが上げられます。順番になるべく簡単に説明します。
@について、「シリコンなんてどこにあるのですか?」と聞きたくなるかも知れませんが、実際には土とか石とか砂とかといった中に、含まれています。地球上の中では、酸素についで多い元素です。
Aについて、半導体の製品に使われるシリコンは、イレブン9(99.999999999%)と呼ばれるものが使われています。ほぼ珪素だけで構成されています。
Bについて、イレブン9という高純度のおかげで、単結晶が作りやすいです。半導体物理とかで習う真性半導体に近い特性を示すので抵抗率は高いです。ここから不純物を添加することで半導体にします。添加量によって抵抗率の制御の面においても、他の半導体材料に比較するれば容易です。
Cシリコンの場合、酸素と結合しやすい特徴があります。自然界のおいてもSiO2(シリコン酸化物)という形で存在します。高温加熱することで酸化膜制御も容易です。
もちろんナノテクの話をすればシリコンは、ナノ材料としてナノワイヤーや量子ドットといった物を、作製しようと、いろいろな研究室で行なわれています。
CPUのペンティアム等で有名なインテルという会社があります。ここでは、
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を読むとわかりますが、60nmの製品化が成され次は、30nmの技術について書かれています。このままいけばもっと数nmくらいできるだろうと考えられますが、そんなに甘くないものだと私は、考えています。問題点については、次回です。
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